MiRZAを使って意思疎通!
言語リハビリの実証実験
医療法人 大平会
嶺井第一病院・嶺井第二病院まちなと
手や頭の動きで想いが伝わる未来へ。XRとAI技術が、
言語障害に悩む患者の意思疎通を支える
- 用途
- トレーニング
- 業種
- 医療・福祉

取り組みの背景
脳血管疾患や気管切開などにより発話が困難となった回復期の患者はコミュニケーションに伴う負担やストレスから、意思表示の多くを諦めざるを得ない状況に置かれてきました。従来は、ひらがなの50音表や「トイレ」「背中」「喉が渇いた」などを示す絵カードを使って意思疎通を行っていたものの、簡易的な3ターン程度の会話に20〜30分を要するケースもありました。
医療スタッフはこうした患者の抱える問題を「何とか解決したい」と強く願う一方で、看護・介護側の負担の増加や、患者の自発性低下に伴うリハビリ進行の遅延といった新たな課題が生じる悪循環にも直面していました。
リハビリ遅延と現場の負荷
ケアを円滑化
従来の課題を克服!熟練不要でスムーズな回復をサポート
嶺井第一病院様でも、脳血管疾患などで意思表示が困難な患者とのコミュニケーションは50音表が書かれたアクリル板を指で一文字ずつ選んでもらう手法を用いていました。しかしこの方法はスタッフに高い熟練度が必要で、患者も伝えたいことが伝わらないことへのストレスで意思疎通を諦めてしまうなど、お互いにかなりの時間と精神的なエネルギーを必要としていました。 そこで今回、ロケットスタジオ様のソリューション「CommunicationBoard+AI」を導入しました。
本ソリューションは患者がMiRZA(ミルザ)を装着すると、目の前の空間に仮想のキーボードが浮かび上がる仕組みになっています。MiRZAが患者の見ている風景や状況を読み取って操作をサポートし、文字を選択・確定するだけでシステムが即座に音声変換して意思を伝えます。さらに「痛い」などの定型文選択や、文字入力の途中でAIが言いたい言葉を推測して表示する機能により、最小限の動作でスムーズな会話が可能になりました。

負担のない入力操作で想いが届く!自発的な意思疎通とQOL向上
仮想キーボードや定型文、AIによる発話予測を用いて、少ない操作で簡単に文章を完成させ、即座に音声変換して意思表示ができるようになりました。さらに、ワイヤレスかつ軽量のメガネ型デバイスMiRZAを使うことで、ベッドに横になった姿勢のまま身体的負荷なく使用できました。
これにより患者は「伝わらない」ストレスから解放され、諦めかけていた自発的な意思疎通を取り戻せます。コミュニケーションの壁が低くなることで、患者の生活の質(QOL)向上やスムーズな回復へと繋がります。
社名
医療法人 大平会 嶺井第一病院・嶺井第二病院まちなと
所在地
嶺井第一病院 沖縄県浦添市大平466番地
嶺井第二病院まちなと 沖縄県浦添市牧港3丁目1番10号Webサイト
嶺井第一病院 https://ohirakai.or.jp/minei-hospital/
嶺井第二病院まちなと https://ohirakai.or.jp/machinato/嶺井第一病院は、最先端の医療機器で安心できる医療を提供しています。地域の皆様に信頼される病院を目指しております。嶺井第二病院まちなとは、海を眺望できる立地で、安心の療養生活を安心して療養生活を送れるように努力していきます。

社名
株式会社ロケットスタジオ
所在地
北海道札幌市中央区南1条西6丁目4-1あおばアネックス 4F
Webサイト
ロケットスタジオは1999年春、ゲームソフトを主としたエンターテインメントのコンテンツを開発する会社として活動を開始しました。
現在は、札幌を中心に全国三拠点(東京、大阪)にオフィスを構え活動しています。

- MiRZA®(ミルザ)は、コノキューデバイスの商標です。
- XRとは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった先端技術の総称です。
- その他記載されている製品名などは各社の商標または登録商標です。


お客様のコメント
リハビリテーション科部長 與那城 一哉 様
リハビリテーションの現場において、患者様が日常的に使用する機器の「軽さ」「見やすさ」「装着のしやすさ」は、継続して利用できるかを左右する非常に重要な要素です。
今回の実証実験においてNTTコノキューデバイス様のスマートグラスを使用させていただき、その優れた装着性とクリアな視界、そして患者様の負担を最小限に抑えた設計に大変感銘を受けました。一人ひとり障害の程度や状態が異なる回復期の患者様においても、フレキシブルかつ直感的に操作でき、自分の思考に近いスピードで意思表示を行える環境が整いました。
現場の臨床スタッフや言語聴覚士からの細かなフィードバックに対しても迅速に対応いただき、実際の医療現場に即した形で進化を続けている点も心強く感じています。患者様のQOL(生活の質)向上はもちろん、リハビリへのモチベーション向上にも大きく寄与する素晴らしいプロダクトだと確信しています。