デジタルツインとMiRZAの導入で、製造現場の作業効率を大幅に改善

株式会社インタフェース

管理者の状況把握時間を95%短縮!

  • 用途
    • 人手不足解消
    • 業務効率化
    • 業務変革
    • 技能継承
  • 業種
    • 製造

取り組みの背景

PC関連電子機器の設計・生産を行うインタフェースの広島事業所(大竹工場)では、現行の従業員数のまま生産性を大幅に高めることが急務となっていました。
この課題を解決するために、工場の現場データを持つインタフェースとXRやデジタルツイン技術のソリューションを強みとしたビーライズは、共同プロジェクトを立ち上げました。同工場のPC組み立てラインでの生産性向上を目指し、デジタルツインとXRグラス「MiRZA(ミルザ)」を融合させた作業支援システムの実証実験を実施し、作業効率と品質管理における成果を上げました。

課題
労働力不足による、
製造現場作業者の負担と管理者の負担
結果
作業効率と品質管理の向上
・管理者:状況把握時間を95%短縮*1
・作業者:データ整理工数を9.3%削減*1
・品質管理:作業漏れ防止と品質保証
  • *1 :「状況把握時間95%短縮」「データ整理工数9.3%削減」は、本実証実験における対象工程での計測値に基づきます。

デジタルツイン × MiRZAの導入で、製造現場の作業効率を大幅に改善

「人手不足」と「技能伝承」の危機に挑む、次世代デジタルツイン構想の実証実験

労働人口の減少が進む中、インタフェースの広島事業所(大竹工場)においても生産性を大幅に向上させることが急務となっていました。従来の部分的なデジタル化では解決しきれない課題に対し、産業用PCメーカーとしての強みを持つインタフェースと、XRやデジタルツイン技術に強みを持つビーライズは、現場の稼働データとバーチャル技術を掛け合わせることで、「人・モノ・設備」をリアルタイムに同期させる新しい生産モデルを構築しました。

本実証実験は、単なる一工場の改善にとどまらず、「現場起点で使えるデジタルツイン」の段階的構築と社会実装を最終的な目的としています。高度なITリテラシーを求めずに全国の製造業が持続的に活用できる「未来の工場のモデルケース」を広島から全国へ発信し、日本のものづくり全体の課題解決に貢献することを目指しています。

MiRZA×デジタルツインによるハンズフリーな作業支援システム

同工場のPC組み立てラインに作業者がMiRZAを装着し各作業エリアへチェックインすると、場所に応じたマニュアルや検査成績表がグラス上に表示されるシステムを導入しました。これにより、作業者はハンズフリーで作業手順の確認やMiRZAの内蔵カメラでの証跡撮影を行えるようになりました。記録データは製品情報や工程情報と紐付いてデジタルツイン(3Dモデル化した工場空間)へリアルタイムに同期・蓄積され、管理者・作業者双方の業務をサポートします。

MiRZAの選定理由は、作業者にやさしい「軽量設計」と「JAPAN MADE」の思想

軽量で視野・視界を妨げず、作業者の装着負担を最小限に抑えて作業できること。それに加え、企画から製造まで一貫して国内で手がけている「JAPAN MADE」のXRグラスであることが、インタフェースが掲げる「Made in 日本」のポリシーに合致したことが決定打となりました。

実証実験の成果と導入効果

状況把握時間を95%短縮、整理工数を9.3%削減!管理者と作業者双方の負担を大きく軽減

管理者は、従来は確認情報が点在していたため状況把握に時間を要していました。また現場作業者も、紙のマニュアルやPCでの作業チェック、証跡記録の撮影などが負担となっていました。
今回のシステム導入により、管理者は遠隔地のオフィスにいながらデジタルツインを介して現場の作業進捗や作業記録をリアルタイムで把握できるようになり、移動の手間も解消されたことで状況把握にかかる時間を1件あたり95%短縮、大きな作業効率の向上を達成しました。

作業者も、撮影した証跡写真と製品情報が自動的に紐付いて保存されるため、作業記録の整理工数が1日あたり9.3%削減されました。ハンズフリー化により、作業の手を止めずにマニュアル確認や証跡記録を残せるため、作業効率の向上と作業ストレスの軽減も実現しています。

「作業漏れ防止」による製造品質のさらなる向上と、「ログ追跡」による品質保証の確立

MiRZAのグラス上に適切なタイミングで作業場所や手順が表示される「チェックマニュアル機能」により、手順飛ばしや作業漏れを防止し、製造品質のさらなる向上を実現しました。

さらに、「いつ、どの場所で、どの部品を、どのように作業したか」という位置情報に紐付いた作業記録(ログ)がデジタルツイン上に自動蓄積されるため、万が一問題が発生した場合でも細かいログ追跡(作業記録の確認)が可能となり、品質保証の信頼性を強固にしています。

デジタルツイン×MiRZA「5つの導入成果」

  • ① 管理の効率化(管理者側):状況把握時間を1件あたり95%短縮
  • ② 作業の効率化(作業者側):作業記録の整理工数を1日あたり9.3%削減
  • ③ 負担の軽減(作業者側):ハンズフリー化による作業ストレスの緩和
  • ④ 品質の向上(品質管理面):「作業漏れ」の物理的防止
  • ⑤ 信頼性の確立(品質管理面):精緻なログ追跡による品質保証

お客様のコメント

株式会社インタフェース 広島事業所 工場長 YH様

作業者が手を止めずに確認や記録を行える可能性、撮影データと製品情報を自動で紐付けられることによる事務負担軽減の可能性、そして遠隔から現場を把握できることの有効性が確認できた。
将来の遠隔作業支援や技術継承への活用など拡げていきたい。

MiRZAソリューションパートナー様のコメント

株式会社ビーライズ 企画開発部 YM様

本プロジェクトは、MiRZAを用いたソリューションの可能性と、実践する上での課題を検証する大変有意義な機会となりました。 今回の取り組みで見えてきた運用プロセスの改善点に真摯に向き合い、より現場に寄り添った体験を提供できるようブラッシュアップを進めてまいります。 今後も手段にとらわれることなく、製造現場が直面する本質的な問題解決に邁進してまいります。

  • 社名

    株式会社インタフェース

  • 所在地

    広島市南区京橋町10-21

  • Webサイト

  • 「Made in 日本」をポリシーとして、産業用途向けのPC関連電子機器を開発、生産、販売しています。自社開発、自社生産による信頼性の高い製品の長期安定供給を実現。産業分野、航空・宇宙、鉄道、社会インフラなど“深海から宇宙まで”幅広い分野でご利用いただいています。長年のノウハウと技術により、24時間365日連続稼働や高温低温環境、振動する移動体など、過酷な環境での使用を想定した製品群で社会に貢献します。

MiRZAソリューションパートナー
  • 社名

    株式会社ビーライズ

  • 所在地

    広島市南区松原町2-62 広島JPビルディング8F(広島本社)

  • Webサイト

  • XR/デジタルツインの力でビジネスの未来を描く、BtoB XRのリーディングカンパニー。リアルな3DCGとアプリケーション・web開発、アイデアを組み合わせた最先端ソリューション開発を強みとしています。人の移動を必要としないリモートトレーニングや遠隔指示、教育者が不要な仮想空間内の次世代トレーニング、物理制限の無いバーチャルショールーム、バーチャル展示会、デジタル体験コンテンツなどを開発し、従来では不可能だった圧倒的なDXをクライアントと伴走します。

  • MiRZA®(ミルザ)は、コノキューデバイスの商標です。
  • XRとは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった先端技術の総称です。
  • その他記載されている製品名などは各社の商標または登録商標です。