MiRZAを活用した作品展示ガイドの実証実験を実施
カディンチェ株式会社
XRで美術館・博物館の体験が進化する
- 業種
- 文化
- 芸術
- 用途
- 接客
- 観光

取り組みの背景
北海道美唄市にある「安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄」では、彫刻家・安田侃氏の彫刻作品が屋内外に展示されています。従来、キャプションや展示ガイドはなく、鑑賞者が自由に体験できることを重視していましたが、今回「作品の観賞を邪魔することなく作品の背景や関連情報を伝えられないか」という取り組みとして「MiRZA(ミルザ)」を活用した実証実験を行いました。
見ようと思った時に情報を閲覧できる
作品鑑賞を邪魔しない展示ガイドの新しい形を実現
本事例では、展示されている彫刻作品そのものの鑑賞を最優先とするため、視界を塞いでしまうVRゴーグルではなく、現実の作品を直接見ることができるデバイスが必須条件でした。そこで、作品の位置を把握するためのカメラを搭載しつつ、約125gという軽量なメガネ型デザインを実現したMiRZAを採用しました。
MiRZA内で動作するアプリケーションには、自己位置推定技術としてImmersal社のVPS(Visual Positioning System)であるImmersal SDKを使用しています。これにより、館内の位置や特定の展示物を高精度に認識することが可能です。 システム基盤には、MR(複合現実)技術を活用するKadinche Layerd®を導入しました。これにより、現実の展示場では物理的な設置が難しいオブジェクトの表示を可能にし、従来の音声ガイドだけでは表現しきれなかった、拡張性の高い来場体験を提供します。

彫刻作品の鑑賞を邪魔せずに、視線を上部にもっていくことで情報が見えるため、鑑賞者が見たい時にだけ情報を見られるよう体験設計を行いました。従来のキャプションやオーディオガイドと比べ、作品の位置に合わせたコンテンツ提供や動画のガイドも見せられるため、より作品に集中しつつ充実した関連情報が得られるようになりました。

今後は、現在美術館、博物館にて利用されている音声ガイドに代わる「次世代展示ガイド」としてKadinche Layerd®︎とMiRZAを活用いただけるよう更なる技術革新や、ニーズに応じたアプリケーションの改善、潜在的なユーザへの提供に向けた活動を展開したいと考えています。

社名
カディンチェ株式会社
所在地
東京都渋谷区代官山町14-23 セントラル代官山5階
Webサイト
Kadinche(カディンチェ)は、「XR & AI Engineering Firm」をビジョンに掲げ、XR(現実拡張:eXtended Reality)技術およびAI技術を軸に、様々な産業分野における課題解決と新たな体験の創出を目指しています。
2020年代においては、私たちは時空間・人間拡張技術の研究開発に注力し、その社会実装を積極的に推進していきます。XR技術およびAI技術は、私たちの生活や仕事のあり方を根本から変革する可能性を秘めており、Kadincheはその最前線に立って人類の更なる進化に貢献します。

社名
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄
所在地
北海道美唄市落合町栄町
Webサイト
北海道美唄市にある野外彫刻美術館です。美唄市と地元出身の世界的彫刻家・安田侃氏が、閉山になった炭鉱の小学校跡地に1992年にオープンし、今なお創り続けています。
安田侃氏による大理石やブロンズの作品40点余りが屋内外に展示されており、木造校舎の2階部分は当時の面影を残す教室に彫刻が展示されたギャラリーになっています。旧体育館を改装したアートスペースや、大理石で作られた屋外の石舞台では、コンサートや舞踊、講演会などが開かれています。炭鉱住宅街跡に再生された木々茂る山々や清流に囲まれた空間では、彫刻と調和する四季の移り変わりを満喫できます。
イタリア語で芸術広場を意味するアルテピアッツァ。そこでは現代彫刻が自然と深く調和し、人々を魅了します。アルテピアッツァ美唄は自然、人、芸術の新しいあり方を提示しています。

- MiRZA®(ミルザ)は、コノキューデバイスの商標です。
- XRとは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった先端技術の総称です。
- その他記載されている製品名などは各社の商標または登録商標です。
- 本ページに掲載の画像には、AIにより生成されたものが含まれます。画像内の人物・団体・名称等は架空のものであり、実在の人物・団体等とは一切関係ありません。


お客様の声
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄様
「今までにない新しい鑑賞体験だと感じました。⼦どもから⼤⼈、そして障がいのある⽅まで幅広く彫刻への理解や親しみを深められる、今後の期待が⼤きい⼿法です」
「⾃分が欲しい情報だけを選択して得られる点が画期的です。⾳声だけでなく写真や動画など多様な情報を提⽰できるため、博物館等の教育普及プログラムにも展開可能な新しいツールだと感じました」
実証実験ご参加者様
「スマートグラスは、VRのようなこもり感がなく、気軽につけられる点が良かった」
「何回も来ているが、作品に込められた意味を知りたい気持ちもあったのでこういう形で選択肢が増えることは良いと思った」
「作品名の表示の仕方や白い線が出てきてゆらぐ幹事は安田先生の作品のイメージになっていて心地良く感じた」